125ccバイク日本一周の旅2015 01 「冒険の始まり」東京 - 名古屋
今回から全何編になるか分かりませんが、2015年に125ccバイクで日本一周した模様を綴っていきます。
第一弾となる今回は「出発編」!
装備編などはまた別の機会に、東京を出発し名古屋まで進んだ125ccバイク日本一周の旅初日の模様をお届けします。
2014年夏に決意「来年、日本一周の旅に出よう!」
教習所に通い2014年3月「普通二輪免許」を取得。
維持費の観点から初めてのバイクは125cc(原付二種)に決定!
新車で「YAMAHA YB125SP」を購入。(車体価格15万円くらい)
はじめは自宅近所のプチツーリングで満足していましたが、次第に長距離弾丸ツーリングを行うようになっていきました。
バイクを購入してから半年ほど経った、大学二年生の夏休みの終わり頃。
「大学生活の夏休みも残りあと2回!何か今しか出来ないことをやろう!」と思い、一年後にバイクで日本一周の旅に出ることを決意!
予算の決定や予定ルートの決定、宿泊候補地の選定や装備の調達などを一年間かけて念入りに行いました。
そして・・・一年後。
DAY 01「冒険の始まり」波乱の初日
2015年8月9日午前5時00分 東京の自宅を出発!
午前三時半頃に起床。朝食を食べ、荷物の最終確認・積載・カメラのセッティング調整などを行っているうちに時刻は午前五時。
母親に見送られながら自宅を出発。朝早く起こしてしまい申し訳ない・・・
これからはじまる未知の大冒険への高まり
一年間念入りに準備したとはいえ、何が起こるか分からない不安
期待と不安の両方を抱えながらの旅立ちでした。
初日の目的地は名古屋!東海道をひたすら西へ!
日曜日の早朝。普段は混雑する道もスイスイ進みます。
初日の目的地は約370km先の名古屋。当然バイクで行くのは初めて。
この旅では北海道以外一日300km前後くらいの行程の日が多かったので、初日にしてややハードな行程でした。
相模湾を目指し国道129号線を南下。
右折して小田原方面へ。
朝早いので交通量も少ない快適。緑色の防砂林と青い空のコントラストが綺麗です。
西湘バイパスで一気に小田原まで行きたいところですが、125cc未満は通行できないので大磯から国道1号線に合流して小田原へ。
前を走る「BMW R1200GS」さんの荷台には北海道のホクレンフラッグが!!!
今年のホクレンフラッグがONE PIECEとコラボしていることを初日に知りました(笑)
東海道の松並木。朝陽が差し込む木漏れ日をくぐり抜けて西へ西へ。
国道1号線は大磯付近から片側一車線となり、一年を通して渋滞気味。朝早いのでストレスを感じずに進むことが出来ます。もうすぐ小田原!
午前7時00分 神奈川県小田原市を通過。
普段なら自宅から小田原まで三時間以上は掛かるのですが、二時間で小田原市中心部に到達。画像は箱根湯本駅付近。ここから箱根の峠を越えていきます!
箱根の峠は天下の険 未知の場所・静岡県へ突入!
箱根の温泉街を抜けて箱根峠へ・・・
気分は浮谷東次郎です(笑)
125ccのエンジンを唸らせて峠を登ります。
以前「ふじあざみライン」で富士山を登ったときは一速ですら全然前に進めなかったので、それと比べれば余裕余裕(必死にアクセルを回しながら)。
山の上は雲で覆われています。
「国道1号最高地点 874m」
初日はペースを気にするあまり、バイクを停めて写真を撮るということを全然しませんでした。もっと写真撮っておけば良かった・・・
午前7時45分頃、芦ノ湖に到着。
いつも小田原・箱根へツーリングに来たときはここで引き返すので、ここから先は未知の領域(未知の道)になります。
静岡県に突入!
未知の大冒険が始まったことを実感します。
コーナーを曲がりつつ峠を下っていくと突然視界が開け、眼下に三島の街が現れました。
午前8時15分 静岡県三島市の中心部に到着。
日が昇り気温も高くなってきたのでコンビニで休憩。以前は九州などにしか生息していなかったクマゼミがここでも鳴いていました。クマゼミの鳴き声のおかげでより暑く感じる(笑)
ここから東西に長い静岡県の横断が始まります。
暑さとバイパスが天敵!灼熱の静岡県横断!
「名古屋まで229km」
青い看板に「名古屋」の表示を見つけ気分が高揚!
新幹線と並走する国道1号線。片側二車線の快適な道路が続きます。
しかし、125ccバイクで静岡県を縦断する際、気をつけなければならないことがあります。
「125cc未満通行禁止のバイパス」です。これとても大事。
市街地を避け(あるいは陸橋にすることで)交差点の数を減らし、非常に流れがスムーズな国道1号線の静岡区間ですが、その一部は125cc未満通行禁止となっており迂回する必要があります。
国道1号線静岡区間で125cc未満通行禁止なのは「静清バイパス」「藤枝バイパス」「浜名バイパス」の三箇所です(2015年時点)。他のバイパスは通行できます。
どの3つのバイパスも入り口に
この「自動車専用道路」の標識があり、「125cc未満通行禁止!」と案内が出ているので誤って進入することはあまり無いと思いますが、事前に意識しておきましょう。
「静清バイパス」は横の側道を通れば良いだけなので迷うことはありませんが、「藤枝バイパス」「浜名バイパス」については本線に沿った道が無く、道を調べて迂回する必要があります。
このせいで僕は道に迷いました(笑)
「藤枝バイパス」は県道381号線
「浜名」は国道42号線・県道173号線
で通行禁止区間を迂回出来ます。
夏真っ盛り。静岡県横断も後半戦へ。
茶畑を眺めながら走ります。静岡らしい風景。
山の斜面につくられた茶畑、その中を縫うように細い道が通っており、中々面白い風景になっています。機会があれば静岡県の茶畑を目的にツーリングしようと思います。
午前11時30分 天竜川を越え、静岡県浜松市に到着。
静岡県横断もいよいよ終盤。
ハンバーグレストラン「さわやか浜松篠ヶ瀬店」で昼食!
静岡県にしか展開していないハンバーグレストランチェーン「さわやか」。インターネットでその存在を知ってから「いつか訪れたい」と思っていました。
店内は大盛況。
アツアツの鉄板の上で、ジュゥジュゥと音を立てる俵型のハンバーグ。店員さんが目の前で切り分け火が通りにくい内部も焼いてくれます!
評判通りとても美味しいハンバーグでした。
いよいよ愛知県へ!名古屋まで残り130km!
お昼前には浜松に入っていましたが、浜松を出発したのは午後1時15分。
浜名湖を渡り静岡県湖西市へ。長かった静岡県横断ももうすぐ終わります。
いよいよ愛知県突入か!?と思った矢先、浜名バイパスの迂回に失敗し再び道に迷いました(笑)
迷い込んだ道の先で僕を待ち受けていたのは
ダチョウ。
見つけた瞬間思わず笑ってしまいました(笑)「この先でダチョウ見れます!」みたいな案内もなかったですし、一体何のためにここで飼育されているのか分かりません(笑)
道に迷って疲れていた心をダチョウが癒してくれました。
日も徐々に傾きはじめた午後2時30分、遂に愛知県へ突入!
静岡県横断におよそ6時間30分・・・長かった。しかし名古屋はまだまだ、ここからさらに90kmほど先にあります。
それまでほとんど無かった渋滞も目立つように・・・
疲労もたまってきたので愛知県知立市・国道沿いのローソンで休憩。
名古屋までもうひと踏ん張り・・・
そして・・・
17時00分名古屋到着!本当に辛かったのはここから!?
17時00分、日没までに無事名古屋に到着。
名古屋市も大きな街で、名古屋市に入ってから中心部までさらに7~8kmくらい。
午後6時15分頃、宿泊予定のビジネスホテルに到着。しかし・・・
「駐車場にバイクが停められない」!!!
「駐車場完備」と記載があったので気にせず予約したのですが、駐車場のシステムの関係で「バイクは駐車できない」との事。
バイクを停められる場所を尋ね、そこへ向かってみると・・・
「原付(50cc未満)しか停められない」!!!
なんと50cc未満の原付バイクしか停められず。なんてこった。
人に尋ねるのを諦め、自力で探すことに。
スマホを使ってホテル近辺でバイク駐車可能な場所を探します。
イチイチ運転したのでは逆に移動し辛いと思い、エンジンを切って押して歩く。
バイクの中ではとても軽く、取り回しが容易な「YB125SP」とはいえ、荷物満載状態で何十分もバイクを押して歩くのは苦行でした。
何とかバイク駐車が可能な駐車場に辿り着きましたが駐車代が「1時間540円」。午後7時~翌朝6時までの駐車で5940円。
ホテルが素泊まりで一泊3500円だったので、駐車代が宿泊費の1.5倍以上という訳が分からないことに(笑)
重い荷物をバイクから外して持ち歩き、ホテルにチェックインしたのが午後7時30分。
とても綺麗なホテルでコストパフォーマンス抜群!素敵なホテルでした。
駐車できなかったのは下調べを十分に出来ていなかった自分が100%悪いです(反省)。
駐車代5940円の負担を少しでも削る為、夕食はコンビニで購入した水2L(100円)のみ。
大波乱の初日でした。
◇125ccバイク日本一周の旅2015 DAY01◇
出発:東京 午前5時00分
到着:名古屋 午後7時15分
走行距離:393km(メーター読み)